学際情報学概論II 澤田
10:15 工2・93B
医薬品の情報分析と社会 −薬の安心安全社会を目指して−
医薬品とは、「薬剤」そのものだけでなく、使い方などの「情報」、関与者のこころなど「人」という要素がからんでいる。
テーラーメイドの薬物療法
個人差にあわせて治療域におさまるように投与量を変える
投薬ミス
従事者、システムの問題、薬名トラブル(処方、調剤)
- 本質安全 事前に似た名前を排除
- 制御安全 ミスの回避を徹底
薬名類似に基づく投薬ミスはなぜ起こる?
先頭・末尾の文字列一致、文字の視覚的類似性など
包装の外観類似性評価法の開発
服薬不遵守 服薬ノンコンプライアンス
ワークショップ
従事者・消費者で 患者のためにはどんな情報がいいのか?
メディアへの対応
(6)メディアへの対応
メディアに求められて対応する場合には、情報の受け手に対して誠実かつ公正であることが最も重要である。また、医療に関する事故や過誤などについての論評には慎重さを要する。情報が不足する段階で、メディアを通じて不特定多数に対して不用意なコメントをすることは無責任な行為であると認識すべきである。
取材を受ける際には、報道の趣旨と自分の立場について説明を求め、納得のうえ応じることが重要である。そして、報道される内容に関しては、可能な限り報道される前に目を通し、自分の発言が編集などによって曲げられて伝わらないように注意を払う必要がある。また、患者の了承なしに患者の症状などについてメディアへ情報提供してはならない。特に話題性のある患者や公人に関しても、患者の人権やプライバシーの保護を最優先してこの原則を遵守することが重要である。
日本医師会(2008),医師の職業倫理指針[改訂版]p.32
http://www.med.or.jp/nichikara/syokurin.html
薬剤師間情報交換・研修システム
アイフィス
http://www.dlmc.jp/iphiss/index.html
学際情報学概論IIはオンライン受講できます。
一般の方も動画視聴できます。一般公開されない回もあるようです。
http://iiionline.iii.u-tokyo.ac.jp/