学際情報学概論II 山内

10:15 工2・93B

教育における情報の蓄積と活用

オープンエデュケーションの3要素

  • オープンテクノロジー
  • オープンコンテンツ
  • オープンナレッジ


参考:
BEAT Seminar, 2007
「オープンエデュケーションが切り開く未来〜 Education 2.0:OCWの次にくるもの」
http://www.beatiii.jp/seminar/031.html


Opening Up Education, MIT Press
PDFで読める
http://mitpress.mit.edu/opening_up_education/


iiionline
http://iiionline.iii.u-tokyo.ac.jp/
exCampus
http://excampus.nime.ac.jp/

オープンテクノロジー

e-portfolio
ポートフォリオ…学習履歴情報の蓄積


オープンコンテンツのプロジェクト
授業情報、素材の提供

UT OpenCorseWare
http://ocw.u-tokyo.ac.jp/
公開:シラバス講義ノート(配布資料など)、映像
ライセンス:改変していい、ただし教育目的に限る ほぼクリエイティブコモンズ

MIT OCWの意図

  1. 大学広報として どのような教育内容が行なわれているのかをアピール 優秀な留学生を獲得する
  2. 世界に役立てる
  3. 学習者の学習のサポートは意図していない

一方、西海岸のStanfordは、有料で配信=学位の販売


オープンナレッジ

教材ではなく、「教育知識」「教育方法」(どう教えるか)の流通
高等教育の授業改善


オープンエデュケーションがもたらしたもの
大学が何をやっているのかは、見えやすくなった。
今後どうなるかはわからない。


グループディスカッション
質問

  • OCWはどれくらい利用している人がいるのか?
    • JOCW全OCWサイトへの訪問者:月に16~7万人
  • Youtubeニコニコ動画は?
    • 映像だけで、教材などの他の素材をあげることができない。
    • 法学系など、映像よりも教材で人気の講義もある。
  • 英語だけなのか?
  • 学習者の評価
    • eラーニングのほうが学習履歴を細かく把握できる。
  • 本人認証の問題
    • インタラクションをどう担保するか
  • 実験・実習は?
    • blended learning スクーリングを併用する
  • 教員はどう思っているのか?
    • 差がある。Fuculty development自分の成長につながると思えばコミットする。関係者のメリットを可視化することが問題
  • 教材の流通における著作権の問題は?
    • アメリカ:学内利用はFair Use
    • 日本:  オンラインにおくだけで著作権処理が必要
    • リソースが流通すればするほど問題が大きい

学際情報学概論IIはオンライン受講できます。
一般の方も動画視聴できます。一般公開されない回もあるようです。
http://iiionline.iii.u-tokyo.ac.jp/